2011年6月19日日曜日
6月15日 パート1 @プラハ、チェコ
チェコのストリート・マガジン『Novy Prostor(新しいスペースの意)』を訪れる。迎えてくれたのは、『Novy Prostor』の創設者であり、この5月に母になったばかりのダーシャ。すやすや寝息を立てていた娘のアメリエが起きたのを機に、「おむつを替え終わったら、ランチに行きましょ!」と言う。
事務所から徒歩3分のチェコ料理の店で、まずは飲み物を注文。チェコ版コーラの「kofola」を選ぶ。ダーシャによると、89年のビロード革命以降、コーラやペプシなどがこの国に入ってきて、目新しさから当初はそちらに軍配が上がったが、民主化から20年余を経て、現在は「kofola」人気が復活しているという。一口、口に含むと、原料の顔が見えるような素朴な味。
ダーシャはお父さんがスロバキア人、お母さんがチェコ人だという。1920年にチェコスロバキア共和国が成立したものの、93年には「ビロード離婚」したりと何度も境界線を引きなおした2国。「ビロード離婚は、政府に必要だったもので、一般人は求めてなかったんじゃないかしら。少なくとも私はそうね」とダーシャ。
彼女によると、最近「Česko Slovenská Superstar(チェコ&スロバキア版の『スター誕生』や『アメリカンアイドル』)」という番組が両国で人気だという。同じものを見て熱狂して、笑い合って。境界線がどこに引かれようと、人々はつながりあっている。
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