2011年6月2日木曜日



5月29日 @パリ→ザルツブルグ、オーストリア
 移動日は出鼻からくじかれた。フランスからマンハイムに向かう高速列車TGVが1時間の遅れ。車内はため息と苦笑でいっぱいになった。
 結局、3本の電車を乗り継いでオーストリア、ザルツブルグに着いたのも、予定の1時間遅れの19時。朝の9時にパリを出て、実に10時間の電車の旅となったが、車窓の緑や草食む牛や羊の群れが、時間を感じさせなかった。
 ザルツァッハ川左岸に発達したザルツブルグ旧市街は、メンヒスベルク山の山頂のホーエンザルツブルグ城をはじめ、まるでおとぎ話の世界のよう。中世の街並みを通り抜けてきたそよ風に吹かれていると、自分もおとぎ話の登場人物になったような気分にさせる。
ストリート・マガジン『アプロポ(Apropos/ドイツ語で「ところで・・・」という意味)』の編集長ミカエラとともに、オーストリア料理「Gerösteter knödel(ゲオステタ・クヌーデル/団子料理)」をつつきながら、ザルツブルグ最初の夜は更けていった。

2 件のコメント:

  1. おお、パリからミュンヘンに入るものと予想していたのですが、オーストリアとは意表をつかれました。何だかテロリストがだれかに追われていて、追っ手をかわすためにあえて予測不可能なルートを選んでいる…わけじゃないですよね。
    高速列車の1時間遅れなんてちょろい方ですよ! 基本的に、ドイツ国内でも長距離列車はまず予定どおりに着かないものと思っていた方が幸せになれます。

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  2. ははは、ほんと、追われてないとこんなルート取らないですよね(笑)。
    1時間の遅れ、普通なんですねぇー。次の列車との乗り継ぎ時間が15分しかなかったので、脇の下に汗をかきまくった1日でした・・・

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