2011年6月24日金曜日
6月17日 パート2 @プラハ、チェコ
チェコのストリート・マガジン『Novy Prostor』の編集長トマス宅で、夕ご飯をごちそうになる。面々はトマスの彼女、先日一緒にデモ行進したオンドレイ、『Novy Prostor』のためにマサチューセッツでノーム・チョムスキーへのインタビューを敢行したライター夫妻、そしてこちらのオーケストラに所属しているナツコさんと旦那さん。
座るスペースもないくらいの大所帯になったが、肩寄せ合ってパスタを頬張る。話題はやっぱり先日のデモ。「史上初めてメトロが止まったね。政府も予想してなかったんじゃないかな」とオンドレイ。その後も、ひっきりなしに、この国の政治家や政治の話が、食卓に上った。
傍らで彼らの白熱議論を聞きながら、なんだかんだ言って、チェコの人たちとご飯を食べたり、飲んだりしていると、なぜか必ず政治の話になるなぁと感じていた。ビールのつまみは「揚げチーズ」と「政治」と言ってもいいくらい。そして、政府の動きに敏感で、「違う」と思ったら行動を起こす。
今朝、1968年のプラハの春、1989年のビロード革命の舞台となったヴァーツラフ広場へと足を運んだ。国民博物館、ヴァーツラフ像までのなだらかな上り坂を上りきると、ワルシャワ条約機構廃止20周年記念の展示がされていた。
激動の20年を生きてきた彼ら。どれだけ体制が変わろうと、声を上げていくこの国の人々の姿勢は変わらない。
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