2011年5月9日月曜日
5月8日 @オスロ
1日がかりでオスロに到着した昨日は、疲れてバタンキュー状態だった。オスロの宿は小高い丘の上のユースホステル。一面に広がった芝生にはタンポポがあちらこちらに咲き、本当にピースフルな空間だ。
朝目が覚めて、まず、4人部屋の同居人とあいさつ。3人はパリで共に学ぶ留学生で、1人はボスニアヘルツェゴビナから、あと2人はブラジル出身だという。少し言葉を交わし、また滞在中ゆっくり話せるのを楽しみに、少し外出。
昼過ぎに部屋に戻ってみると、もう3人はチェックアウトしていた。今日までの滞在だったんだ。本当に一期一会の出会いに、しばらく呆然としてしまった。
日曜日で、あまりお店も開いていないので、宿の前の芝生で寝転んで読書。こんな平和な空間で『本当の戦争の話をしよう』(ティム・オブライエン/文春文庫)を読み終える。すばらしかった。ベトナム戦争に従軍した作家が戦争の現場を語るのだけれど、人生のある1日を描いていると、実はそこは戦場だったというように、実にさりげなく戦争が話に織り込まれているように感じる。翻訳された村上春樹さんの「人は誰もが自分の中に自分なりの戦争を抱えている」という一文に深くうなずく。一方で、だからこそ物語の持つ力を信じていることがティム・オブライエンの文章から伝わってくる。
芝生でしばらく寝転んで風の音を聴きながら雲の動きを眺めていると、大地と一体化したような錯覚にとらわれた。こんな感覚、いつ以来だろう? 膝を蟻が這っていた。遠くで鳥が鳴いていた。
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おお、さっきまで台湾にいたと思ったらば、ロシア、そしてカナダとは…
返信削除やはり世界放浪される方はルートもなんだか大胆不敵。
Kayokoさんの撮る写真は、人の顔がすごくいい笑顔で大好きです。
次なる展開が楽しみです!
tomoさん~コメントありがとうございます!
返信削除台湾からロシアは、皆に「大胆だね」と苦笑されました。笑
今、ノルウェーのオスロで、空気がすごくピースフルです。
また写真に撮りたくなるような、輝く人と出会えるといいな♪と思っていまっす!
うわ〜、おはずかしや。オスロでしたね。カナダでなくノルウェー…夜中にブログチェックして「へぇ〜、今オタワなのか」と勘違いしてました。さすが有能編集者、優しく訂正くださってありがとうございます。
返信削除ということは、もうヨーロッパ大陸に上陸されたんですねっ。時差のないところにいらっしゃるのですねっ。おお、ドイツで手ぐすね引いてお待ちしています。
kayokoちゃん!! ロシアとはすごい! まずビザを発行するロシア領事館が意外にご近所さんだったことにびっくりしていました!
返信削除先入観で心臓ドキドキバクバク、わかるなぁ~。
無事に楽しくロシア生活送れたようで、よかった、よかった!
次回からは、私も好きな北欧!!ますます楽しみにしてまーす♪
tomoさん~、私もドイツでお会いできるのを指折り数えております♪
返信削除naoさん、コメントありがとうございます。
私も、住宅地の真ん中にロシア領事館があって、すんごく驚きました。
北欧、青い空と鳥の音に元気をもらっています。