5月2日 パート2 @サンクトペテルブルグ
シェルターを出て、遅めのランチへ。アーカディが、グルジア料理の店へ連れて行ってくれるという。16時と、食事には中途半端な時間ながら、レストランは満席。
「僕の注文を信頼してくれる?」とアーカディが聞くから、ノルウェー人のクリスチャンと「オフコース!(もちろーん!)」と即座に返事。注文後出てきたのは、真っ赤に染まったキャベツのピクルスと、なんと小龍包ならぬ大龍包! まさか、台北を出て24時間後に、またお目にかかれるとは! グルジアの大龍包は、素手で食べるという。「あちっあちっ」と言いながらジューシーな肉汁を真剣にすする大人3人・・・。
「サンクトペテルブルグで、ロシア人、ノルウェー人、日本人で、グルジア料理を食べる日が来るなんて思わなかっただろ?!」とアーカディ。
「国は人を分断しようとするけど、僕はその反対のこと、人をつなげることをしたいんだよ」とも語った。
08年8月の南オセチア紛争以降、ロシアとグルジアの間では軍事的緊張が続いている。あつあつの大龍包を味わいながら、言葉では多くを語らないけれど、アーカディがこのレストランに連れてきてくれたことの意味を心で反芻していた。
(※)後で調べてみると、ヒンカリという名前のようです。
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