2011年5月23日月曜日
5月21日 @アムステルダム、オランダ
アムステルダムでは、この地を拠点に世界で活躍する現代美術家のタケトモコさん宅にお世話になっている。『ヨーロッパ薬膳』(神戸新聞総合出版センター)などの本を出されているオオニシ恭子先生に師事されているタケさん家のご飯は、そんじょそこらのカフェやレストランのご飯より、ずっとおいしい。じーんと心身に染み入る手間暇と愛情をかけた料理たちに、旅の疲れがすっかり癒されている。
タケさんのご飯を食べるようになってから、口にする食べ物が身体をつくるんやなぁということを実感する日々。ベジタリアンの彼女の食卓にお肉が載ることはないけれど、「物足りない!」と歯ぎしりすることは一度もない。それよりも、なんだかものすごく満たされて、心が毛羽立っているときもすーっとそれをおさめてくれるようなその優しい味に、「マクロビオテック」への興味は募るばかり。
「味覚って五感の中で一番開かれたツールだと思うんですよね。食べ物って身体に入ると目には見えないけれど、目に見えないものが生きる力になるでしょ。ふとした会話とかさ」とタケさん。
エスプレッソマシーンで入れたコーヒーにホイップ豆乳を落としたカプチーノが、豊かな時間を彩る。おいしい一杯のコーヒーは、素朴で優しい味のお料理は、究極のPeaceMaker(平和をつくるもの)じゃないかなぁ、と思うのだ。
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