5月13日 パート2 @コペンハーゲン
ラスモスは、デンマークのストリート・マガジン「フス・フォービ」に、6日前から働き始めた新入りだ。でも、ホームレス状態の人たち担当のソーシャル・ワーカーとして9年間働いてきたキャリアがある。
「先日も、『僕たちはテント生活をしているんだけど、服も何も持っていないんだ』といって事務所を訪れたカップルがいたよ。ここの事務所は本当にいろんな人が訪れるけれど、『もう来ないで』とは、絶対言わないで、誰もが安らげる空間をつくりたいというのが僕の夢なんだ」
販売担当のジミーも傍らで、販売者さんと冗談を言って笑い合っている。コーヒーの香ばしい香りが漂ってきた。ラスモスの夢は、もう、半分は叶っているんじゃないかな、出してくれた紅茶を飲みながら、そう感じた。
「フス・フォービ」の事務所を後にしてその周辺をぶらっと散歩してみた。コペンハーゲン中央駅付近の整然とした雰囲気とは違って、ここは多様な人が生活しているダイナミックな雑然さを感じる。こういうのも好きだなー、と散策を楽しむ。
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