2011年7月3日日曜日


6月28日 パート1 @オラデア、ルーマニア
 鍾乳洞が 12,000以上あるというルーマニア。家から車で1時間半ほど行ったところにも鍾乳洞があるよ、と聞いてはいたのです。でも、正直はじめはあまり心にひっかかりませんでした。
 ですが、今日、実際にそのBear’s Cave(熊の洞窟)に行った驚きといったら、どう説明すればいいでしょう。重力に抗ってタケノコのようににょきにょきと地上から生えてくるもの、蜘蛛の糸のように繊細に天井から地上に向かって手を伸ばすもの―――。
こうして見学している間にも、石の先端のしずくが今にもしたたり落ちそう。この水の動きが幾重にも積み重なってこの造形ができたかと思うと、思わずそのしずくにじっと見入ってしまいました。水と時間が作った自然の芸術は、予想以上の圧倒感をもって迫ってきたのでした。

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