2011年7月27日水曜日


7月15日 パート1 @ミラノ、イタリア
 ミラノ中央駅から地下鉄3号線を南下して、ミラノのストリート・マガジン『Terre di Mezzo』の事務所へと急ぐ。うまくアポイントが取れなかったのでダメもとだったのだけれど、事務所前でうろうろしていると、ちょうどお昼ご飯を買いに行く途中の編集部員アンドレアに遭遇。
「日本から来たのだけれど・・・」と告げると、「あぁー、メールをくれていた人だよね。ストリート・マガジンの事務所を旅してまわっているという・・・」とすぐに話が通じた。
 早速事務所に入らせてもらうと、建物の3階部分を借り切り、編集部門、販売部門、イベント部門とそれぞれのスタッフがせわしげに働いていた。
 アンドレアによると、『Terre di Mezzo』は、94年に創刊。ロンドンの『ビッグイシュー』を知った4人のジャーナリストやソーシャルワーカーなどが、ミラノでも同様のコンセプトで、と立ち上げた。現在、80人ほどいる販売者の99パーセントがセネガルからの移民だという。
 97年までは年間20万部を売り上げる雑誌だった『Terre di Mezzo』だったが、数々のフリー・マガジンの台頭などもあって、2006年には年間3万部にまでセールスが落ち込んだ。だが、08年にフォーマットやデザインを一新し再起を図ったこのストリート・マガジンは、今年無事17周年を祝うことができそうだという。

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