2011年7月1日金曜日
6月25日 パート2 @ハンガリー、ブダペスト
手元のガイドブックによると、今ハンガリーでは廃墟カフェが流行っているらしいのです。そんなわけで、現地のストリート・マガジン『Flaszter』のスタッフのチャバに、その1つ「Szimpla Kert」に連れて行ってもらうことにしました。
ブダペスト市内の6区、7区では、取り壊される予定だった建物を中心に、8~9年前にカフェ文化が花開いたといいます。
「ここだよ」と指示された場所は、秘密基地のような雰囲気をぷんぷんにおわせている不思議空間。一つとして同じもののない椅子や、天井からぶら下げられた自転車、無造作に置かれた車体など整合性のないインテリアが心地いい。熟成味を帯びて感じよく朽ちている壁の赤レンガと妙にマッチしています。
この空間、アムステルダムで出会ったハンガリー出身のバンド「kinga and the very good band」の音楽とすごくあうだろうなぁー、とふと思いました。ジプシー音楽を奏でる彼ら、哀愁を帯びたキンガの歌声と弦楽との絡みが何とも琴線に触れます。
昼間なので、人はまばらでしたが、週末の夜ともなると、地元の人から観光客まであふれんばかりに人が集まってくるといいます。
劣化しないのが当たり前のデジタル時代だからこそ、朽ちていくものがいとおしいのかもしれないなぁ・・・・・・そんなことを考えた帰る道でした。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿