2011年4月29日金曜日





4月28日  @台北

 台北のオシャレな若者で、華山を知らない人はいない。華山とは、もともと酒工場跡地だった場所につくられたアート・スペース。敷地内のほとんどの建物は1914年に建設されたまま残っていて、その廃墟のようなたたずまいが何とも言えないいい味を醸し出している。
 87年に酒工場が別の地に移転し、97年にアーティストたちの呼びかけで、華山は現在のようなアート・スペースとして脚光を浴びるようになった。ライブハウスや、ギャラリー、本屋におしゃれなカフェと、華山に行けば何かおもしろいことやってるはず、とふらりと人が訪れる。
 そんな華山の一角に、なんと『ビッグイシュー台湾版』(以下、TBIT)の仕入れ場所の1つがあるという。「そりゃぜひ行かなくちゃ!」と、TBIT販売担当のキラ&アニーに連れて行ってもらった。
 事務所から歩いて5分。緑の公園の片隅に、簡易ログハウスのような仕入れ場所があった。中ではボランティアの顔恵珠さんが、販売者さんの対応中。聞けば、TBITは、顔さんのようなボランティア、約20名に支えられているという。
 そして、さらに聞けば、この仕入れ場所も、そしてここから歩いて5分のところにある「ビッグイシュー台湾」のオフィスも、華山から無料で借りられているという。
 一休みしに華山内のカフェに入ると、オシャレな店の雰囲気にすんなり溶け込んで『ビッグイシュー台湾版』が置かれてあった。

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