2011年4月29日金曜日



4月27日 パート1 @台北

 『Jeepney』誌のインターン、中国人のサイモンから「How is everything in Taiwan?(台湾はどう?)祝你一切顺利/あなたがすべて順調なことを祈ります」とメールが来た。いろんな人の祈りや思いに支えられて旅が守られているなーと思う。
 台北は、初めて訪れる都市だけれど、漢字表記のためなんだか懐かしく感じられる。旅に出る前に台北情報をたんまりくれた台北通のMさん、Fさんや友人のNがこの街にはまるのが、なんとなくわかる気がした。
早速地下鉄に乗って、4号線の「善導寺」駅から徒歩5分の「ビッグイシュー・台湾」のオフィスを訪れる。
 ストリート・マガジン『ビッグイシュー台湾版』(http://www.bigissue.tw/)は、先に訪れた「ビッグイシュー・韓国」(以下、TBIK)でも噂の的だった。おしゃれな雑誌デザイン。まだ創刊されて1年しか経たないのに、「ベネトン」や銀行などから広告が出稿されている。表紙だって、2号にはいきなりアーメイ(張恵妹/台湾の歌手)が登場し、しかも独占インタビューだったりする。なんだかすごく“プロ”っぽい・・・。TBIKのマーケティング担当のヨンファンからは、「しっかり技を盗んでくるように」とお達しがあった。思い出して、思わず「Yes, sir!」とつぶやく。
 そんなわけで、ドキドキしながら事務所のドアをノックすると、すらりと手足の伸びた編集部員のシャロンと柔和な笑顔の編集長のファインスが出迎えてくれた。その5分後、驚愕の事実が知らされようとは・・・。
 なんと、『ビッグイシュー台湾版』は、ファインスとシャロンの2人で編集されているという。ほ、本当ですか!? ほかに登録ライターがいるとはいえ、月1回1万5千部出ているクオリティ高い雑誌を作り続けるのは、すごい労力のはず。あごが落ちるほど驚いた・・・。ちなみに、スタッフはほかにデザイナー1人、広告担当1人、販売担当2人で、計6人という。 
 詳しい編集方針や方法など、質問は山積みなのだが、腹が減っては戦はできぬ。まずは、「鼎泰豊」で皆でランチをすることに。13時過ぎだというのに、店内は大賑わい。香片のお茶が鼻孔をくすぐる。小龍包のジューシーな肉汁は、すきっ腹にしみいる。
 おいしい飲茶に満足し、皆とろけきった顔で店を後にした。

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