2011年4月29日金曜日

4月26日 パート2 @マニラ→台北
 
 台北へ向かう飛行機で音楽を聴こうと備えつけのミュージック・プログラムを見ていると、Herbie Hancockの「Imagine Project」というアルバムを発見。思わず「あっ!」と叫んでしまった。
 半年ほど前、仕事の合間に近くのタワレコに繰り出して視聴して、思わず聴きほれてしまった1曲がある。それがこのアルバムの1曲目の「Imagine」のカバー曲。
 Herbie Hancockのピアノの前奏からぐいっと引き込まれるのだが、「Imagine there’s no countries(想像してみて、国は存在しないって)」と始まる女声がいい。「You may say I’m a dreamer(あなたは、僕のことを夢見がちだって言うかもしれないね)」から男声、そして「I hope someday you’ll join us(いつか僕らに加わってくれることを願うよ)/ and the world will be as one(そして世界は1つになるんだ)」でデュエット。ぞわぞわ鳥肌が立って、すーっと周りの音が消え去り、世界に歌声と自分だけしか存在しないように感じたのを、今でも覚えている。
http://www.youtube.com/watch?v=mVAQl7qq-aI&feature=related
 調べてみると、女声が米国人シンガーPinkで、男声がロンドン出身のシール。シールは父がブラジル系、母がナイジェリア人だという。
 この歌を改めて聴きながら、人は夢なしには生きられないんだよなーと妙に哲学してしまう。現実の海でおぼれないための浮力のように、夢って必要な気がする。そして、その夢が実現するかしないかは実はそんなに大したことではなくて、ただ夢をもってさえいれば、ぽきっと折れずに生きていける気がする。
 今回の旅で、いろんな現実を生きる人の夢を聞いて、改めてそう感じている。

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