2011年8月8日月曜日


7月23日  パート1 @エジンバラ、スコットランド
 今年8月21日~28日まで、パリで開催されるホームレス・ワールドカップ(以下、HWC)。03年の第1回グラーツ大会では18カ国の参加だったが、8回目の今年は、48カ国の参加が予定されている。
 06年の南アフリカ大会を追ったドキュメンタリー『ホームレスワールドカップ』は、昨年日本でも公開され、年々その注目が増すHWCの事務所がエジンバラにある。地元のプロサッカーチーム、ハイバーニアンの競技場に併設された事務所を、『ビッグイシュー日本版』のM編集長&東京事務所代表のMさんと訪れると、代表のメル・ヤングとスタッフが笑顔で迎えてくれた。
「もう何度も聞かれて、答えるのがいやかもしれないけれど……」とスタッフの一人が、3・11以降の日本の状況を聞く。それについて、Mさんが「『ビッグイシュー日本版』の販売者さんの中には、以前建設現場で働いていた人も多くて、彼らと津波の現場でボランティアをしてきました」と報告すると、「それは、すばらしいわね」と皆の表情が少し緩んだ。
 今回のHWCには「ビッグイシュー日本」からも選手団「野武士ジャパン」を派遣する。「3・11以降の日本の状況にこちらのメディアも関心があるので、『野武士ジャパン』への取材が殺到するかもしれない。覚悟をしておいてね」と、HWCのスタッフに言われる。野武士ジャパンは選手団であると同時に、大使でもあるのだなぁと実感したのだった。

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