2011年8月6日土曜日


7月22日 パート1 @グラスゴー、スコットランド
 INSP(ストリート・ペーパーの国際ネットワーク)の年次総会最終日。休憩時間に、コロンビア・ボゴタのストリート・マガジン『La Calle』代表を務めるホアンと少し話す。雑誌のページを繰りながら、「毎号必ず路上に住む人たちの生の声を載せるようにしているんだ」と語るホアン。その言葉は、彼ら自身のスラングで書かれたものをそのまま掲載しているという。
 3カ月に1回、4000部が発行されている『La Calle』。「ストリート」という意味のこの雑誌は、約20人の販売者さんを抱える。ホームレス状態になる背景には、貧困やドラッグがあるという。
 ホアン自身は『La Calle』に携わる前は、ドラッグユーザーやセックスワーカーの人たちの権利回復のために活動する団体で13年間働いていた。「この活動のために2年間刑務所に入っていたこともある」というホアン。そこまでして、人のために働けるのはなぜ? 素朴な質問が口をついて出る。「だって、皆がひとしく質のいい生活を送れるようにしたいじゃない?」、笑みをたたえながらそう語るホアン。「誰かのために!」と片意地張ってするのでもなく、ホアンの自然体がこの活動の長続きの秘訣なのだろうなぁと、彼の穏やかな表情を見ながら感じたのだった。

0 件のコメント:

コメントを投稿